看護学生さんが使用する、レビューブックという本専用のカバーです。
看護学生さんに頼まれたのが、制作のきっかけです。
参考画像を見ると持ち手があったりして、鞄とブックカバーの両方の特徴があります。
鞄もブックカバーも作るのは大好き!
わくわくして取り掛かりましたが、始めてみると悪戦苦闘。
いくつも試作を重ねて、完成しました。
何度も作り変えてやっと型紙が完成したので、販売することにしました。
目次
過去に作ったレビューブックカバー画像
過去の作品をご紹介します。
画像に入っている文字が、変更前の作家名「yura」になっていたり、現在の作家名「yuki」になったりと混在しております。
「森とおうち」
見開きの白い生地の部分は、付箋などを入れられるように小物入れのポケットになっています。(下の画像です。)
「宇宙」
地球をどこに配置するか悩みました。
「真夜中の集会」
猫ちゃんの集会が可愛い生地
【フラミンゴ】
レース、タグの有無は、作品によって異なります。
底部分の布の切り替えも、あるものと無いものがあります。
特徴
- 芯を貼り、丈夫に作っている。
- 見開きに小物入れ
- 留め部分のチャームにこだわっている
重い本を入れて持ち歩く、ということで、丈夫さに気を付けています。
接着芯を貼り、裏側の返し縫はあちこちにしてあります。
付箋を入れたりペンをさしたりできるよう、見開きに小物入れがあります。
チャームについて
チャームは留める部分の紐に付けた飾りのことです。
チャームはトンボ玉を使用することが多いです。
トンボ玉とは穴の開いたガラス玉のことで、ガラスビーズとも言われます。
ビーズの中でも何をトンボ玉と呼ぶのか、という明確な定義が分からないのですが、沢山のトンボ玉を見た結果、「和風ビーズ」というのが個人的な感想です。
お見せします。
どーん!
ビーズと言うと、小さい物が思い浮かびますが、こちらの画像のトンボ玉は直径1cmくらいあります。
非常に見え辛いのですが、先程の宇宙柄には蓄光のガラスビーズを使用しています。
蓄光のガラスビーズは明るい所で光を吸収し、暗闇でほんのり光ります。
ホタル玉と呼ばれています。
とても素敵なのですが、ホタル玉はお値段が高く、レビューブックカバーのお値段が上がってしまうのが悩みどころです。
ガラスビーズのご注意
トンボ玉、ホタル玉、ガラスビーズ・・何と書けば良いのか分からないのですが・・まとめてガラスビーズでいきますね、ガラス素材なので強くぶつけると破損します。
壊れると危ないので、別の素材のチャームにして欲しい、というご相談はお気軽になさって下さい。
ガラス素材以外のチャーム
森の柄に合わせたふくろうのチャームです。
こちらのチャームはメッキ素材だと思われます。
赤ずきん柄に合わせたお家チャーム。
プラスチックビーズです。
チャームを選ぶのは楽しいです。
トンボ玉、モチーフのチャーム、プラスチックビーズ、各種沢山持っています。
全体のイメージに合わせて選んでいます。
留め方
実はレビューブックカバーを実際に学生さんが使用されているのを見たことがありません。 ネットで「使っていくうちに分厚くなっていく」ということは分かりました。
とは言え、その厚さはどのくらいなのか?個人差も大きいのでは?と疑問点は浮かぶものの、確かめる方法がありません。
ですので、留める部分の紐は長くご用意しております。
マジックテープやスナップボタンなども考えましたが、やはりこのチャームを付けるのを-dooi-のレビューブックカバーの特徴としたくて、紐を付ける仕様にしました。
留め方を2つご紹介します。
1つ目はぐるぐると巻き付ける方法です。
紐を片側に2本合わせて
そのままぐるぐると巻き付けて留めます。
巻いている途中です↓
この方法だと、しっかり留まりますが毎回巻いたり外したりが少し面倒かもしれません。
と、私は思うのですが、ご購入いただいた方からはご好評をいただいたので、私の知らないレビューブックカバーの何かがあるのかも・・。
2つ目の留め方は、結び目を作り紐の長さを決めてしまう方法です。
ボタンに引っかかる丁度良い長さの所に結び目を作ります。
結び目はチャームの下に作って下さい。↓
ボタンに引っ掛けて留めます。↓
画像では結び目の下があまりに余ってしまったので、適当な所でもう1つ結び目を作り落ち着かせています。
レビューブックの厚さが変わりうまく留まらなくなったら、結び目を外し、再度長さを調整して下さい。
また不要な部分は切っていただけたらなと思います。
紐を変えたい時
紐は簡単にお手持ちの紐、リボン、ゴムなどに替えられます。
取り付け方は、紐を輪の中に通しているだけですので、お手元に届きましたレビューブックカバーを見ていただければすぐに分かります。
万が一分からない場合はお気軽にお問い合わせください。
レビューブックカバーの材料
表地、裏地、接着芯、持ち手のアクリルコード、レース、山道テープ、ガラスビーズ、チャーム、ボタン、タグなど、多くのパーツを使用しています。
表地と裏地も細かなパーツに分かれています。
1つのレビューブックカバーに使用する接着芯です。
持ち手、レース、留めのコードとボタン、タグ、トンボ玉の画像です。
レビューブックカバーに合わせたい生地は沢山あるのですが、1つ作るのに何時間もかかります。
1度に取れるハンドメイドの時間はまだ僅かなので、1週間くらいかかることも。
沢山作って沢山出品、とは出来ないのですが、1つ1つ丁寧にお作りしていきたいと思います。
生地選び
お勉強・・・となると「よーし頑張るぞ!!」という時もあれば、「疲れた・・しんどい・・」という時もあるかと思います。
可愛い柄、明るい色がテンションがあがる!という方もいらっしゃれば、夜空や落ち着いた色が癒されて落ち着く・・という方もいらっしゃるかなと思います。
様々な柄でお作りしていきたいと思っています。
レビューやコメントをいただいて
どの作品もレビュー、コメント、メッセージは何度も読み返しております。
このレビューブックカバーに関しては、他の作品と大きく違うことがあります。
「国家資格頑張ります」「勉強頑張れそうです」というお言葉をいただくことがあるんですね。
大変な毎日を過ごされていらっしゃるんだろうな、お体には気を付けて、息抜きもして下さいね、と色々なことが頭に浮かびつつも「頑張って下さい」というありきたりのお返事しかできないのですが、心から応援しております。
レビューブックカバーは私自身が使ってみることも、友人に試してもらうこともできません。
ご購入いただいた方からのご意見は大変貴重です。
感想をいただけましたら、とても嬉しいです。
ご購入と訳あり品について
レビューブックカバーはこちらで販売しています→minne
レビューブックカバーは布が重なっている部分が多く、あちこちに補強の為にミシンをかけるので、私の腕では歪みやすいのが正直なところです。
例えばトップ画像に載せたこちらも訳ありとなっております。
画像では分かり辛いですが、柄が曲がってしまいました。
制作をしていると最後の最後で、あー・・これはちょっと厳しい。。というのが時々出てきてしまいます。
そのような時は訳あり品としてお安く出品しています。
長期間販売に至らなかったものなど、レビューブックカバーに限らずSALE品としてお値下げする場合もあります。
是非時々覗いてみて下さい。
レビューブックカバーが高い理由
レビューブックカバーってどうしてあんなに高いんだろう?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今回詳しく材料や制作に関するお話を書きましたが、制作時間と材料費がとってもかかるということが理由です。
制作時間は私の技術や生活状況の問題もありますので、お値段にはあまり反映させておりませんが、材料費が本当にかかるんですね。
でも可愛い生地やパーツを使いたいところは譲れないので、なかなか難しいですが材料の購入も常に検討していきたいと思っています。
お勉強のお供ができる作品を作っていけるよう頑張ります!
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